お笑いコンビ・NON STYLEの石田明がこのほど、東京・天王洲銀河劇場で行われた舞台『パリピ孔明』公開ゲネプロ前囲み取材に出席。脚本・演出担当として「想像以上にパリピな仕上がり」と語った。

 石田は「ムードメーカー役の石田です。ムードをメイクしています」とガッツポーズを掲げながら、あいさつ。「自分で言うのもなんですが、見どころがありすぎて言えない。日替わりのラップバトルもすごいんです。ここから天王洲アイルの駅までは皆さん、スキップして帰ると思います。そのくらい想像以上にパリピな仕上がりになっています」と自信を見せた。

 そんな石田の演出について、月見英子役の岩田陽葵は「石田さんの演出が、キャラクタ一人ひとりをより魅力的に見せてくださっている」と感謝。孔明役の藤田玲は「本当にお優しいなというのが1番」としつつ、「クレームがひとつあるとすれば、見本を見せてくれるのですが、石田さんはプロなので、石田さん以上に面白くできる人はいないんです。お手本にはなるんですが、悔しい思いもする」と本音をこぼした。

 これには、なだぎ武も「逆にプレッシャーになります」と共感。「自分自身も表現者なので、役者目線で話してくれる」と演出家としての石田を絶賛し、「いつか縁があったらと思っていたら、有名な作品でご一緒できて良かった。演出が(NON STYLE)井上(裕介)じゃなくて良かったなと、心から」と笑いを誘った。

 『パリピ孔明』は、三国志の天才軍師・諸葛孔明が現代の渋谷に転生し、駆け出しのアーティスト・月見英子の歌声に心打たれたことをきっかけに、魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリー。

 2022年にテレビアニメ化されると、主題歌「チキチキバンバン」がYouTubeで3000万回に迫る再生回数を誇り、「歌ってみた」「踊ってみた」動画が多数投稿され話題に。2023年9月期にフジテレビで向井理、上白石萌歌などが出演した実写ドラマも放送され、本格的な音楽シーンが好評を博し、毎週トレンド入りを果たす盛り上がりを見せていた。

 同公演はきょう3日から6日まで天王洲銀河劇場、10、11日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。

 囲み取材には、小泉萌香、高尾楓弥(BUDDiiS)も出席した。