米大リーグ(MLB)・ドジャースの大谷翔平が9日、自身のインスタグラムのストーリーズに地元・岩手の伝統工芸品である南部鉄器の鉄瓶と、夫婦湯呑を公開した。

 大谷は「ありがとうございます」とつづり、鉄瓶と夫婦湯呑を上から撮影した写真を投稿。そのほか“ドジャーブルー”を想起させる鮮やかな青の鉄瓶、青と白を貴重とした夫婦湯呑の別カットも添えた。箱には「南部鉄瓶」「南部宝生堂」と記されている。

 この鉄瓶は大谷の地元である岩手県奥州市にある南部鉄器工房「及富」の製品「みやび 青 1L」。公式サイトによると、価格は2万4200円。受注生産品で発送時期は「ご注文多数のため、9月下旬以降ご注文順に順次発送いたします」としている。

 9代目の菊地海人さんは同日、自身のXに「大谷選手のストーリーズで及富さんの鉄瓶がのってるよとメディアから電話が次々と」「ただただ驚いていますし、光栄なことです。大谷選手の地元であるここ奥州市から日々応援しているのでとても嬉しいです」と投稿し、反響に驚いている様子。また、同商品への相次ぐ注文を受け「恐らくですが、遅くとも明日中に一時受付停止になるかと思いますのでご検討中の方はおはやめにお申込みください」と呼びかけた。

 また「誤解されている方がいらっしゃるようですが、弊社から大谷選手にお贈りしたものではございません。どなたかがお祝いとして選ばれたものと思います。大切な贈り物に選んでいただけましたこと大変光栄です」とし、「大谷ご夫妻の新しい門出に、お迎えいただいたこと、遠く離れた彼の田舎から感謝と共にエールを贈ります」と記した。