絵画コンクールの展示風景

 乳がん啓発推進を行っている乳がん予防医学推進協会(横浜市)は、4歳〜高校生を対象として「第5回 乳がん検診へ行こう絵画コンクール」を開催する。取り組みやすい「がん教育」の一環として、乳がん啓発と親世代への普及を目的としたコンクールで、出品作品を7月1日より全国から広く募集する。

 乳がんは早期発見することで治癒できる可能性が高く、治療の選択の幅も広がることで10年生存率が高いが、一方で、乳がんに対しての認知度の低さや検診での早期発見の意義への理解度が低いことが課題となっている。乳がん予防医学推進協会では、絵画コンクールを通じて、乳がん検診への知識理解を深め、より多くの人が受診する契機とすることや、子どもたちががんの知識を得たり、興味関心を示したりするのを促すことを目指している。

 「第5回 乳がん検診へ行こう!絵画コンクール」の作品募集期間は7月1日〜9月30日まで。作品のテーマは「乳がん検診啓発ポスターとして伝えたいこと」。賞は神奈川県知事賞、各自治体後援賞、医療機関賞など。応募方法など詳細はホームページへ。

 授賞式は12月8日。また、受賞作品などは12月2日〜8日まで、横浜市神奈川区のかなっくホール 横浜市神奈川区民文化センターで展示される。