トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うiFi audioのエントリー据え置きシリーズ “ZENシリーズ” 第3世代機より、「ZEN DAC 3」「ZEN Phono 3」2モデルを4月26日より発売する。

同社はかねてよりZENシリーズのUSB-DAC/アンプ「ZEN DAC」、Bluetoothレシーバー「ZEN Blue」、ヘッドホンアンプ「ZEN CAN」、フォノイコライザー「ZEN Phono」4モデルを第3世代へと全面刷新すること、第1弾として「ZEN DAC 3」「ZEN Phono 3」を近日発売することをアナウンスしていたが、詳細な発売日が決定したかたちだ。

ZEN DAC 3では見た目の刷新に加え、対応フォーマットが前機種のPCM 384kHz、DSD 256からPCM 768kHz、DSD 512へと拡張。MQAのフルデコードも可能なほか、スマホやMαcなど、DoPでしかDSD伝送ができない機器でもDSD 256音源が再生できるようになるという。

USB入力端子もUSB-Cへと刷新。搭載される低域補正機能も、前機種が廉価グレードの「TrueBass」だったところ、上位機種に用いられる「XBass+」へと変更されるなど、さまざまなアップグレードが施されている。

標準小売価格は44,000円(税込)となるが、初回5,000台限定で39,600円(税込)での販売も行われる。

ZEN Phono 3は見た目の刷新に加え、ゲイン・負荷抵抗切り替え機能が進化。前機種ではMM用など4段階のゲイン・負荷抵抗のセットを用意していたところ、MC使用時にはゲイン3段階(48dB/60dB/72dB)、負荷抵抗3段階(100Ω/400Ω/1kΩ)を独立して切り替えることが可能となった。またMM使用時の負荷容量も2段階(100pF/200pF)から選択できる。

ノイズフロアはトップモデルに匹敵するという-151dBVを確保。レコードの反りによって生じる超低域を除去する「AIサブソニックフィルター」やバランス伝送が可能な4.4mm出力なども引き続き搭載する。こちらの標準小売価格は46,200円(税込)となる。