度重なる不倫が報じられてきた歌舞伎役者の中村芝翫(58才)だが、現在は都内の別宅に滞在中で、そこには過去に不倫が報じられた40代女性Aさんも暮らしているという。そして、その“同棲生活”を送る家に、妻の三田寛子(58才)が荷物を手渡しに訪れて、「もっとしっかりしなさいよ!」と怒鳴られる場面が、『週刊ポスト』にキャッチされたのだった。

 その瞬間こそは肩を落としてうつむいた芝翫だが、そこは色恋沙汰の多い梨園の中でも、抜きに出た好色家。ある歌舞伎関係者によると「ご本人にも考えがあって現在の同棲生活を送っているのであって、すぐにこの生活を改めることはまずないでしょう。A子さんへの恩情もありますからね」とのこと。

 小泉今日子や中森明菜、松本伊代らと同じ「花の82年組」と呼ばれた昭和アイドルの1人、三田と結婚したのは1991年。息子3人を授かり、名門・成駒屋の宗家として確固たる地位を築く。2016年には、亡き父が人間国宝に認定された名跡「芝翫」を八代目として襲名。ここまでは、溢れるほどの称賛を浴び続けてきた。

 しかし、そこから雪崩のように不倫スキャンダルが発覚してきた。まずは、大切な襲名直前に京都・祇園の30代の芸姑との逢瀬がキャッチされた。謝罪会見では、何度も何度も「私の不徳の致すところ」と頭を下げ、猛省したかのような振る舞いだった。それでも、浮気の虫は収まらなかった。

 コロナ禍の2021年1月には、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー似の女性との京都3連泊をスクープされる。さらに同年12月には、アパレル関係の40代女性Aさんと地方公演先のホテルでのお泊りが報じられた。その熊田曜子似のAさんこそ現在も同棲生活を送る女性であり、今年3月には熱海へ向かう制限速度80キロの高速道路で、120キロのスピード違反に。ついに三田に怒鳴られたのも無理はなかった。

 前出の歌舞伎関係者は「芝翫さんが選ぶお相手は、どの方も奥さんとは全く雰囲気の違う女性ばかり。いずれも妖艶なタイプで、ついつい触手が伸びてしまうのかもしれません。まだ還暦前で枯れる様子もありませんから、刺激的な日々は当分やめられないと思います」と言う。

 また「お坊ちゃん育ちの芝翫さんは、根本的におおらかで人柄が良いので、それが脇の甘さにつながり、いろんなことが簡単にバレちゃっているのでは?」と続けた。

 コンプライアンス重視の令和の時代では、俳優だけでなくお笑い芸人でも、不倫スキャンダルで仕事を減らすのが常となったが、まだまだ歌舞伎界では“平常運転”。「犯罪行為でない限りは、舞台に出られなくなることはないでしょうね」(同関係者)

 さすがに“芸の肥やし”のひと言で片づけてもらえる時代は過ぎ去ったが、昭和の歌舞伎界から生きる芝翫にとっては、今の世相のほうが不思議で仕方がないのかもしれない。