爆笑問題(太田光、田中裕二)&実力パネラーが芸能人のマイルールやこだわり、ルーティンにまつわるクイズに挑戦し、司会の神田伯山がジャッジする『爆問×伯山の刺さルール!』。

5月30日(火)の放送には、元日本ハムファイターズの杉谷拳士がゲスト出演。野球界の愛されキャラとなったルーツを明かした。

◆「杉谷拳士は杉谷拳士らしく」

現役時代、気迫あふれる全力プレーと周囲にいじられる明るい性格でファンに愛された杉谷。

選手としては「プロ野球界の中の下」と自らを表現する彼が愛されキャラを手に入れたきっかけは、当時の“処世術”だった。

「1つ上に中田翔選手がいまして、中田選手のバッティング練習を見たときに、こんなにすごい人がいるのか。これが日本を背負うような人になるんだろうなと思って、ショックは大きかった」

超一流選手との実力差を痛感し、プロ野球選手としての今後を不安に思った杉谷は、厳しい世界で生き残るために“唯一無二のポジション”を模索するようになる。

「中田選手にないものを探そうと思って、両打もしなきゃいけない。内野も外野も守らなきゃいけない。走れなきゃいけない。なにより元気じゃなきゃいけないって思った」

さらに、当時監督を務めていた栗山英樹氏が「人は関係ない。杉谷拳士は杉谷拳士らしくまっすぐ進みなさい」と後押ししたことで、自分の道を突き進んだという。

杉谷は「暗い雰囲気のときでも関係なく『楽しいんだ』とやっていました。『アホやなアイツ』とか言われることはあったんですけど、それでもみんな『あいつうるせぇけど行くか』ってなっていた」と、明るいキャラクターでチームを盛り上げた当時を振り返り、「それで今の僕ができているなと思いました」と感慨深げだった。