建設機械などを手がける広島県府中市の製造メーカーが、JR福山駅周辺に技術部門の新事務所を設けました。

JR福山駅周辺に立つ複合施設「iti SETOUCHI」に、府中市の製造メーカー「北川鉄工所」が新たに設けたのは「福山テクニカルセンター」です。

ビル建設用タワークレーンなどを設計する技術部門のオフィスになります。オフィスは、会議室などで使われていた2つの部屋を借り、世羅町の「甲山工場」から技術部門の職員28人が移りました。

RCC

北川鉄工所によりますと、他業種との交流で生まれるアイデアに期待するほか、人材確保や通勤の負担軽減の狙いもあるといいます。一角には、大学生に仕事を体験してもらうスペースも確保しました。

複合施設運営「福山電業」 島田宗輔 社長
「われわれの回遊性の高い、学生であったり、主婦の方であったり、いろんな方が出入りするこの施設でこそ生まれるような機会が提供できれば」

北川鉄工所 北川祐治 会長兼社長
「働く人たちの働きやすい場所だとかというと、この福山もそうですし、いろんな場所で拠点の展開はしたいなと思っています」

福山駅周辺の拠点性が高まっています。