夏に、命に関わる危険な暑さからの避難場所「クーリングシェルター」を広島県福山市が指定しました。

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クーリングシェルターは、「熱中症特別警戒アラート」が発表された際、翌日、事前に指定した施設を開放して、市民らを熱中症から守ります。「熱中症特別警戒アラート」は、暑さによって災害級の被害が予想されるときにだされるもので、4月24日から運用がはじまりました。

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取り組みでは、薬局経営などの「ププレひまわり」「ファーマシィ」など民間3社と福山市が個別に協定を結び、市役所や支所、薬局など合わせて157施設がシェルターとして機能します。

福山市 藤井伸哉 環境部長
「他の民間企業さんにもお声がけしているところでありまして、市民の安心安全を担保していきたい」

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こちらの薬局では、店舗の一角にある待合カウンターを開放します。店舗では経口補水液や塩分入りの飴などを販売しているため、体調に合わせて購入し、摂取することもできます。

ファーマシィ薬局沖野上 渡辺浩人 薬局長
「めまいであったりとか、ふらついたりであったりとか、近くの薬局、クーリングシェルターとして設置してある場所にお立ち寄りいただけたら」

2023年の夏場に福山地区消防組合管内では330人以上が熱中症で搬送されたということです。