今月3日、広島県福山市沖で、底引き網漁をしていた漁船が引き揚げた遺体について、1月から行方不明になっていた貨物船の乗組員と判明しました。

福山海上保安署によりますと、今月3日、福山市の仙酔島の南で底引き網漁をしていた漁船が男性の遺体を引き上げました。

身元を調べたところ、1月17日から行方が分からなくなっていた韓国船籍の貨物船の乗組員で、ミャンマー国籍の20代男性と判明しました。

当時、貨物船は福山市沖で故障したためタグボートでえい航して改めて韓国に出発する予定でしたが、第6管区海上保安本部に「乗組員1人が行方不明になっている。海中に転落した可能性がある」と、無線で通報が入っていました。