広島県廿日市市が、宮島の包ヶ浦で検討している高級ホテルの誘致について、住民などが反対署名を提出しました。

「宮島包ヶ浦自然公園を守る会」は、高級ホテル誘致に反対する1万3800人分の署名を廿日市市議会の 新田茂美 議長に提出しました。

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廿日市市は宮島での宿泊客を増やそうと、包ヶ浦自然公園に高級ホテルの誘致を検討しています。

「守る会」では、▽6月議会で守る会が説明する場を設けること、▽ホテル誘致に関わる今年度予算1300万円を執行しないよう働きかけること、などを求めています。

宮島の住民のうち、7割を超える1018人の反対署名が集まったということです。

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廿日市市議会 新田茂美 議長
「みなさんの民意を重く受け止めている。議会としても公平に公正に対処していきたいと思っている」

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「守る会」は全国から「包ヶ浦を自然公園として残してほしい」という声が集まったと強調しました。

宮島包ヶ浦自然公園を守る会 正木文雄 共同代表 
「改めて宮島を守り伝えることの責任を感じる。廿日市市にもこの事実を重く受けとめてもらい、改めて検討する機会を求めていきたい」

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「守る会」では、新しい包ヶ浦の活用策を今月28日の検討協議会で発表するということです。

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