26日、広島県福山市の北部で散歩中の男性がクマとみられる動物と遭遇し、連れていたイヌが襲われました。
26日午後6時ごろ、福山市山野町でイヌを連れて散歩中だった男性(77)が、近くの山から降りてきたクマとみられる動物と遭遇しました。
男性によりますと、自宅近くの広場で休憩中、近くの山から聞こえた物音に反応し、音のする方を見ると、体長およそ1メートルのクマとみられる大型動物が突進してきました。クマとみられる動物は、ほえていた飼い犬に体当たりした後、別の山へと逃げていったということです。
男性にけがはありませんでしたが、イヌは足を負傷しました。現場には、クマのものとみられる30センチほどの足跡が残っていました。
27日午前、福山市の職員が現地でクマが木をひっかいたツメ跡やフンなどがないか確認作業に当たりました。福山市では、2021年度に山野町でクマの目撃情報が1件寄せられましたが、痕跡を確認したことは過去にないということです。