広島市安佐南区の県道で酒を飲んで車を運転し事故を起こしたなどとして、会社役員の男が逮捕されました。男の呼気からは基準値を大幅に上回るアルコールが検知されたということです。

道路交通法違反(酒酔い運転・危険防止措置義務違反・事故不申告)の疑いで逮捕されたのは、自称・広島市東区に住む会社役員の男(26)です。

警察によりますと、男は4月28日午後9時前、広島市安佐南区大町西3丁目の県道で、酒に酔った状態で車を運転し、ガードパイプに衝突させる事故を起こしましたが、車を放置して逃走した疑いがもたれています。

男は「事故を起こしたのは間違いないが、酒は事故後に飲んだ」と容疑を一部否認しているということです。

事故を目撃した人から110番通報があり、警察官が現場に駆けつけたところ、ガードパイプに衝突して前面が大きく破損し、衝撃でエアバッグが開いていた車両が放置されていたということです。

運転手は事故現場を立ち去っていたため、警察官が周辺を捜索していたところ、事故現場からおよそ700メートル離れた路上で男を発見。男からは酒気帯び運転の取り締まり対象となる呼気1mlあたりのアルコール量0.15mgを大幅に上回る、0.8mgのアルコールが検出されたということです。

警察は事件のいきさつを調べています。