警察と消防によりますと、21日午後4時ごろ、広島県福山市沼隈町の造船所で、大型船に取り付けたタラップで作業をしていた男性4人が転落する事故がありました。

この事故で50代の男性作業員が意識不明で病院に運ばれましたが、およそ3時間後に死亡が確認されたということです。また、50代の男性2人が重傷、20代の男性1人が軽傷見込みだということです。

造船所の関係者から「タラップから墜落した」と通報があり、消防が駆け付けたところ、3人が地面に、20代の男性は海に転落していたということです。

タラップは大型船に取り付ける階段状のもので、高さは約10メートルとみられています。

4人はタラップごと転落したとみられていて、警察が詳しい事故の原因を調べています。