青山高治 キャスター
76歳の視聴者からです。「あした(16日)からの地元戦がんばりたいですね。天谷さん、石田アナ、打てないカープ、どうしたらいいんですか? 1点差の負け越しでしたね」と。

RCC

石田充 アナウンサ
ちょっとした歯車の差なんですが、まとめてみました。これでセ・リーグ全球団と一度ずつ対戦したことになりました。1点がなかなか取れないということで、こういった数字があるんです。

RCC

     1点差ゲーム
広島   8(2勝6敗)
阪神   6(4勝2敗)
中日   4(3勝1敗)
巨人   4(2勝2敗)
DeNA  3(3勝0敗)
ヤクルト 3(0勝3敗)

1点差ゲームが半分以上ある中で2勝6敗。これは逆にしたいです。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。そういった野球がやっぱりカープの野球ですから。

石田充 アナウンサー
首位にいるドラゴンズは、1点差ゲームに強いっていうのがあるんですが、いちおう順位を見てみましょう。

RCC

順位(4月14日現在)
      勝 敗 分 首位との差 防御率 打率
1 中日   8 4 2    ー   1.84 .234
2 巨人   9 5 0    0   1.88 .251
3 DeNA  7 7 0   2.0   2.83 .248
4 阪神   6 8 1   3.0   2.60 .206
5 ヤクルト 5 7 1   3.0   2.82 .237
6 広島   5 9 0   4.0   2.70 .217

現状、まだ首位と4ゲーム差。まだまだ、1週間でわからないというところではあるんですが、上位2チームは防御率がいいんです。なかなかジャイアンツ(1.88)から2点取れない。今、絶好調ですから苦しいなっていうのはあるんですけども、カープは防御率(2.70 セ・リーグ4位)、打率(.217 同5位)とも真ん中より下かなっていう…

田村友里 キャスター
言葉が出しづらそうですね。

青山高治 キャスター
はっきり4位、5位って書いてあるんですから。

石田充 アナウンサー
4位・5位以外の数字もあるんです。

RCC

     ホームラン
1 阪神   10
2 巨人   8
3 中日   5
4 ヤクルト 4
5 DeNA  3
6 広島   2(ワースト)

ホームランの数、だいたい今、シーズンの10%が終わったんですが、このまま行くとシーズン20本ペースというぐらいなんですけれども、DeNAも3本なんですよ。開幕カードでカープは、度会隆輝 選手に2本打たれたんですが、その後はオースティン選手の1本なので全体的に少ないと言えるんです。

もう1つ、ワーストがあります。

RCC

      四球
1 阪神   48
2 ヤクルト 46
3 巨人   40
4 中日   29
5 DeNA  29
6 広島   16(ワースト)

奪ったフォアボールも今シーズンは少なくて、一番多い阪神の3分の1ということで、出塁率も低いんです。

でも、いいものもあります。

RCC

    盗塁企画数 成功
1 広島   15   6
2 DeNA  11   8
3 ヤクルト 10   9
4 阪神   8   5
5 巨人   7   6
6 中日   3   1

リーグトップは、とにかく走る。失敗も恐れず、いっぱい走っています。

それに、こちらを見てください。

RCC

      得点圏打率
1 広島   .284
2 中日   .274
3 ヤクルト .264
4 DeNA  .243
5 巨人   .230
6 阪神   .189

得点圏打率1位です。

田村友里 キャスター
ああ、そうなんですね。

石田充 アナウンサー
意外だと思ったでしょう。得点圏打率はリーグトップなんです。14日のスタメンでいうと、こうなります。

RCC

       得点圏打率
1 野間峻祥 .667(6-4)
2 菊池涼介 .182(11-2)
3 小園海斗 .500(10-5)
4 堂林翔太 .429(7-3)
5 坂倉将吾 .091(11-1)
6 秋山翔吾 .429(7-3)
7 田村俊介 .100(10-1)
8 矢野雅哉 .333(3-1)

1番・3番・4番・6番・8番は3割以上ですが、菊池選手・坂倉選手・田村選手は先週、打点を稼いでいるんです。ここの流れがよくなれば、もうつながっていくと思います。

天谷宗一郎 さん
ああ。いいデータ。

石田充 アナウンサー
ただ、見てもらいたいのが、今後のスケジュールです。今週末(4月19日・20日・21日)が、また巨人なんです。

RCC

その後も週末は中日(4月27日・28日)、DeNA(5月3日〜5日)、中日(5月10日〜12日)・巨人(5月17日〜19日)、DeNA(5月24日〜26日)とほぼローテーション的に似たような戦いが続いてくるんです、今シーズンは。週の前半はタイガースとかヤクルトになりがちなので、早いうちに嫌なイメージを払しょくするために、まずは、この週末が大事になるかなと思います。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)