2024年3月27日、台湾メディアのNOWnewsは、台湾の漫画の貸し出しランキングトップ20のうち17作品が日本作品で、1位が韓国作品だと報じた。

記事によると、台湾の公共図書館の利用状況の調査に基づいた「民国112年(2023年)の台湾の読書状況と国民の読解力年次報告書」が、同日に発表され、漫画の貸し出しランキングではトップ20のうち17作品が日本のベストセラー作品だったという。

日本作品は、「SPY×FAMILY」が2位に、「ONE PEACE」が3位にランクインしたほか「進撃の巨人」、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、「呪術廻戦」、「暗殺教室」、「名探偵コナン」などがあり、記事は「日本の漫画は毎年読者のお気に入りである」と伝えた。

一方、日本作品を抑えて1位となったのは、韓国のイラストレーターで漫画家のイ・ビン氏が自身の思い出から創作したという「ハロージャドゥ」だった。

また、記事は「(中国)広東省の漫画家である朱斌(ジュー・ビン)氏の『爆笑校園』シリーズや、ベテランデザイナーで新人漫画家の洪元建(ホン・ユエンジエン)氏の『宅男打籃球』など、ランクインした複数の作品が映像アニメ化されており、相乗効果でより多くの貸し出し数を記録している」とも伝えた。

なお、文学作品の貸し出しランキングトップ3は、日本の作家、東野圭吾氏の「白鳥とコウモリ」、台湾の作家、林楷倫(リン・カイルン)氏の「偽魚販指南」、イギリスの作家、J・K・ローリング氏の「ハリー・ポッター」だった。

報告書によると、文学作品の貸し出しランキングでは、台湾の作家が優れた成績を収めており、トップ20のうち11作品が台湾作品だったという。(翻訳・編集/岩田)