台湾メディアの聯合新聞網によると、今年タイを訪れた外国人観光客が9日時点で1000万人を突破した。国・地域別では中国が最多で192万人に達した。

タイのセター首相は11日、3月1日に発効した中国とのビザ相互免除協定が良好な効果をもたらしていると述べた。

新型コロナウイルス感染症が流行する前、中国大陸は、タイの観光産業にとって第一の観光客送り出し国・地域だった。2019年には中国大陸から1100万人が訪れていたが、23年は350万人にとどまり、マレーシアからの観光客数を下回った。

米ブルームバーグは「観光業に依存しているタイは、より多くの観光客を呼び込むことで輸出や世界需要の低迷などの経済問題を緩和しようと、カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ベトナムと、欧州連合(EU)のシェンゲン協定に類似した単一ビザ構想について積極的に話し合っている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)