2024年5月22日、韓国・ファイナンシャルニュースは「今年初めにリベンジ消費が落ち着き、縮小するとみられていた日本旅行需要が相変わらずの人気を維持している」と伝えた。

韓国航空業界によると、韓国・仁川〜タイ・バンコク路線は今年1〜2月に国際線路線利用客数3位を記録していたが、3〜4月は仁川〜福岡路線に追い抜かれて4位となった。1〜2月、3〜4月共に1位は仁川〜関西路線、2位は仁川〜東京(成田)路線だった。また、4月の国際線利用客数上位10路線のうち日本路線は4路線で、シェアは50.4%を占めたという。

昨年に続き今年も日本を訪れる旅行客が多い理由として、記事は「円安の継続」「距離の近さ」「多様な路線選択肢」「航空券費用の安定」を挙げている。

韓国の格安航空会社(LCC)関係者は「東京、大阪、福岡など日本の代表旅行地は、出発の一週間前には搭乗率が70%ほどだが、前日に90%台に上がることが多い」とし、「内部でも(持続する日本旅行需要を)不思議がる声が出ている。現時点では需要がいつ縮小するのか予測できない」と話したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「済州島に2泊して脂身だらけのサムギョプサルを食べるより、日本に2泊して和牛を食べる方が断然安いのだから、日本へ行くに決まっている。済州島はぼったくりの島だ」「済州島路線と、上海や福岡路線は値段がほとんど変わらない。現地の物価を考えてうまく旅行計画を立てれば、国内旅行より近場の海外の方が安い」「済州島は反省するべきだ。ぼったくりの先にあるのは廃業だよ」「済州島のゴルフ場は価格を下げる気がなく、むしろ道庁に『対策を立てろ』と不満を言っているそうだよ」などの声が上がっている。

一方で「日本の大都市より済州島の方が魅力的だと思うけど」「日本は子ども連れ旅行には向かない」「日本は地震が多いから危険だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)