[東京 29日 ロイター] - 寄り付きの東京株式市場で日経平均は、前営業日比109円38銭高の4万0277円45銭と、反発してスタートした。その後、200円超高に上値を伸ばしている。前日の下落からの自律反発を期待した買いが先行しているとみられる。

主力株はトヨタ自動車が小高く、ソニーグループは堅調。半導体関連はまちまち。東京エレクトロンが小安い一方、アドバンテストは小高い。指数寄与度の高いファーストリテイリングは堅調、ソフトバンクグループは横ばい。

3月の東京都区部消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は106.5と、前年同月比2.4%上昇した。伸び率は2月の2.5%を小幅に下回った。これまでのところ、市場の反応は限られている。2月鉱工業生産指数速報は前月比0.1%低下で2カ月連続の減少。ロイターの事前予測調査による1.4%上昇の予想を下回った。