Maria Martinez

[ベルリン 2日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のドイツのHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は42.5で前月の41.9から上昇した。速報値(42.2)からも上方修正されたが、新規受注の減少が一段と深刻化した。

ハンブルグ商業銀行(HCOB)のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は、新規受注の減少が加速し、購入商品の在庫は補充されるどころか減り続けていると指摘。「多くの国で製造業が緩やかながら回復しているのとは対照的だ。ドイツの低迷は構造的要因が影響しているとみられる」と述べた。

1年先の見通しは引き続き改善したが、地政学や国内経済に対する懸念を背景に、歴史的水準をなお下回っている。