[2日] - ニュース・情報サービスのトムソン・ロイターが2日発表した第1・四半期決算は売上高が予想を上回った。AI(人工知能)に積極投資を続ける中、通期業績目標を上方修正した。

第1・四半期の売上高は前年比8%増の18億8000万ドル。LSEGがまとめた予想の18億5000万ドルを上回った。

営業利益は10%増の5億5700万ドル。予想の5億5900万ドルには届かなかった。

一時項目を除いた調整後1株利益は1.11ドル。予想の0.95ドルを上回った。

スティーブ・ハスカー最高経営責任者(CEO)は「プロフェッショナル(専門職)の方々が確信をもって複雑な決定を下すのを支援するコンテンツ主導のテクノロジーへの投資に引き続きコミットしている」とし、「エキサイティングなAI製品ロードマップと戦略的買収が事業の中核を形成しており、われわれはプロフェッショナルの仕事の変革をリードし続けると確信する」と述べた。

トムソン・ロイターは、AI企業の買収に約100億ドル投じる方針で、第1・四半期はスウェーデンのビジネス・オートメーション企業パジェロと保険業界メディア企業ワールド・ビジネス・メディア・ユニットの2件の買収を完了した。