Kentaro Sugiyama

[2日 ロイター] - 岸田文雄首相は2日、訪問先のフランスで記者団の取材に応じ、「為替相場の動向や為替介入については、その有無も含めてコメントを差し控える。これは従来から申し上げている通りだ」と述べた。

市場では、日本時間2日早朝にドル/円が急落したことについて、政府・日銀による為替介入が実施された可能性があると指摘されている。

今年は日本がOECD(経済協力開発機構)に加盟して60周年に当たる。岸田首相はパリで行われた閣僚理事会の開会式で議長国として講演。ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序の維持・拡大を強調したほか、AI(人工知能)活用による機会とリスクについて議論の深化を訴えた。

首相はマクロン仏大統領とも会談。この後、ブラジルとパラグアイを訪問する。