Joice Alves

[3日 ロイター] - 円は3日のアジア取引で対ドルで一時1ドル=152.75円に上昇し3週間ぶり高値を付けた。日本時間夕方時点では153.25円。今週はこれまでに3.19%上昇し16カ月ぶりの大幅高となっている。

今週は週明け4月29日と5月2日に日本政府・日銀が円買い介入を実施したとの観測が出ている。日銀のデータによるとその規模は合わせて9兆円規模だった可能性がある。

INGの為替ストラテジスト、フランチェスコ・ペソーレ氏は、2022年9月の円買い介入後の円安を踏まえ「予想ほどタカ派でなかった米連邦公開市場委員会(FOMC)後に実施された今週2回目の介入は、(日本の)財務省が介入後の円安を許容していないというメッセージを市場に送った」と述べた。