[3日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は3日、同日発表された4月の米雇用統計は引き続き「堅調」な内容となったものの、米連邦準備理事会(FRB)当局者が景気は過熱していないという確信を強める程度まで鈍化した可能性があるという見解を示した。

4月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比17万5000人増と、3月から予想以上に伸びが鈍化した。

グールズビー総裁はブルームバーグTVに対し、「今回の統計のような、堅調であると同時に、コロナ禍以前の通常時の状況に戻りつつあることを示す雇用統計が増えれば、景気が過熱していないというわれわれの確信は強まる」と語った。

総裁は、次回会合にさえ事前にコミットしたくないとし、年内の利下げの確率についてはコメントを避けた。