Jonathan Stempel

[オマハ(米ネブラスカ州) 4日 ロイター] - 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイが4日発表した第1・四半期決算は、現金保有が過去最高の1890億ドルとなった。アップルの保有株を大量に売却したことが主な要因。

営業利益も保険事業が寄与し、110億ドル超と過去最高を記録した。

3月末時点のアップル株保有は1354億ドル相当と、昨年末時点の1743億ドル相当から22%減少した。株価の推移に基づくと、第1・四半期に約1億1500万株(保有株の約13%)を売却したとみられる。

バフェット氏はこの日開催した株主総会で「資本配分に変化をもたらすような劇的なことが起こらない限り、アップル株は最大の投資先であり続ける」と述べた。

株式の代替や世界の紛争を考慮して現金保有を拡大することをいとわない姿勢を示し、6月末までに手元資金が2000億ドルを超える可能性があると述べた。

第1・四半期の営業利益は前年比39%増の112億2000万ドル。純利益は64%減の127億ドル。

26億ドルの自社株買いも実施した。