Shinichi Uchida

[東京 13日 ロイター] - 大日本印刷は13日、マネックスグループ系投資顧問が投資助言するファンドによる社外取締役選任の株主提案に反対すると発表した。ファンドは、競争戦略が専門の楠木建・一橋ビジネススクール特任教授を選任する提案を行うと表明していた。

大日印は6月27日開催予定の株主総会に向け、北島義斉社長はじめ12人の取締役候補者の選任を諮る予定。この体制は中期経営計画の遂行や持続可能な成長に有効で、株主共同の利益向上の観点から「最も適切かつ十分な体制」と指摘し、楠木氏の専門性は大日印提案の社外取候補と重複すると判断した。