[台北 25日 ロイター] - 台湾の馬英九前総統は来月、自身2度目となる中国訪問を行う。学生らが同行し、11日間の日程で北京などを訪れるという。馬氏の事務局が25日に明らかにした。

馬氏は2008─16年に総統を務めた。昨年、台湾総統経験者として初めて中国を訪問。中国で共産党との内戦に敗れた国民党が1949年に台湾に逃れて以降、現役の台湾総統が訪中したことはない。

発表によると、馬氏は北京の他に、南部の広東省と北西部の陝西省を訪問する。史跡を訪れたり、企業を訪問したりするほか、北京大学と広州の中山大学で学生同士の交流を実施する予定。

記者団から、馬氏が現地で誰と会うのかについて質問された馬英九基金会の蕭旭岑・執行長は、「ホスト次第だ」と答えた。

中国の台湾事務弁公室は訪問を歓迎するとした。