[北京 18日 ロイター] - 中国外務省の林剣報道官は18日、ブリンケン米国務長官の訪中を歓迎すると表明した。

林報道官は定例会見で「今後数日の間に予定されているブリンケン米国務長官の訪問を歓迎する」と述べた。

中国を巡っては、バイデン米大統領が17日に中国製の鉄鋼・アルミ製品への関税を引き上げると表明したばかり。

林報道官は「中国は原則に基づき一貫して米国に公正な競争の原則、世界貿易機関(WTO)のルールを順守し、中国を狙った保護主義的措置を即刻止めるよう求めている」と主張。

その上で「われわれの合法的な権利と利益を守るためあらゆる必要な措置を取る」と述べた。

政治ニュースサイトの米ポリティコによると、ブリンケン氏は23日に4日間の中国訪問に向けて出発する。貿易、中国とロシアの連携、南シナ海でのフィリピンに対する攻撃的な動きなどで緊張が高まる中、中国高官と会談する予定。中国がウクライナ戦争を巡りロシアの防衛産業基盤の構築を支援していることへの懸念も表明するとみられている。