Angelo Amante

[カプリ(イタリア)18日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は18日、NATOはウクライナの防空能力の強化に向け一段の取り組みを行っていると述べた。

ストルテンベルグ事務総長は主要7カ国(G7)外相会合が開かれているイタリアのカプリ島で記者団に対し「NATO加盟国が保有する防空システムに関するデータを収集し、地対空ミサイルシステム『パトリオット』に焦点を当てた」とし、「同盟国と協力し、ウクライナに防空システムの一部を再配備できるよう取り組んでいる」と語った。

その上で、パトリオットは最も先進的な防衛システムであるため、ウクライナに供与することは「極めて重要」とし、供与の可能性について「特定の数カ国」と協議が進められていると明らかにした。

ストルテンベルグ氏によると、19日に開かれる「NATOウクライナ理事会」にウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ形式で参加する。