Steve Holland Matt Spetalnick

[ワシントン 18日 ロイター] - 米政府高官は18日、イスラエル高官とのオンライン会議で、同国が計画するパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻に懸念を表明した。会議ではイランによるイスラエル攻撃についても協議した。

ホワイトハウスによると、イスラエル側はラファでの軍事行動で米国の懸念に配慮すると応じたという。

両国は1日にも同様の会議を開催していた。関係者によると、1日の会議は緊張が高まった状態で終了し、双方の立場は大きくかけ離れていた。米高官はイスラエルの計画が100万人以上のパレスチナ市民を避難させ、保護するには不十分だと述べたという。

ホワイトハウスは18日の会議について、ラファとイランが議論の焦点だったと説明。「双方はラファでのイスラム組織ハマスの敗北という共通の目標で合意した。米側はラファでのさまざまな行動方針について懸念を表明した」と声明で述べた。専門家の間で継続討議を行うことで合意し、近日中に再び会合を開くという。

イランの攻撃についても、先進的な能力と幅広い軍事パートナー連合との協力を通じてイスラエルの防衛をさらに強化する集団的な取り組みなどの議論を開始したという。