Stine Jacobsen Anne Kauranen

[コペンハーゲン 30日 ロイター] - エストニアは29日、同国領空内でロシアが全地球測位システム(GPS)を妨害していると非難した。電波障害を受け、フィンランド航空は、エストニア東部タルトゥへの航空便の運航を1カ月停止すると発表した。

エストニアのツアフクナ外相は29日、Xへの投稿で「ロシアによるGPS妨害が民間機の運航に影響を与えている。これは国際規則違反だ」と主張した。既に近隣諸国と協議しており、今後、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)と共に対処する方針を明らかにした。

今月初めにはドイツが、バルト地域で発生している一連の電波障害は、ロシアによるものである可能性が高いとの認識を示していた。