Katya Golubkova

[東京 10日 ロイター] - 原油先物価格は10日のアジア市場序盤の取引で上昇している。中国経済改善の兆しが支援材料となっている。さらに、パレスチナ自治区ガザを巡るイスラム組織ハマスとイスラエルの交渉が合意せずに終了したことから、中東情勢悪化による供給への影響が懸念され、上昇基調が続いている。

0003GMT(日本時間午前9時3分)時点で北海ブレント先物は0.37ドル(0.4%)高の1バレル=84.24ドル。

米WTI先物は0.41ドル(0.5%)高の79.64ドル。

前日の原油相場は、4月の中国原油輸入統計などを受けて1週間ぶり高値を付けた。

オーストラリア・アンド・ニュージーランド銀行(ANZ)リサーチはメモで「中国の需要が堅調になるとの兆しから、商品市場は引き続き支援される」との見方を示した。