Alexandra Ulmer Aram Roston

[9日 ロイター] - トランプ前米大統領の長女イバンカ氏の夫、ジャレド・クシュナー氏が、トランプ氏の支援者らにニューヨークでの選挙資金調達イベントへの出席や献金を電話で呼びかけている。2人の関係者が明らかにした。

トランプ前政権時代に大統領顧問を務めたクシュナー氏は、政権交代を機に政治活動から身を引き、プライベートエクイティ会社を設立。妻のイバンカ氏も、トランプ氏が2期目を目指す活動を始めた2022年11月、選挙戦には関与せず、子どもたちとの時間を優先すると表明した。

ただ2人の関係者によると、クシュナー氏は14日にマンハッタンで開催するトランプ氏の資金調達イベントを前に、電話での献金要請を続けている。イベント出席のお願いのほか、有望な別の献金者の紹介を依頼するケースもあったという。

こうした動きが一時的なものか、クシュナー氏が16年や20年のような本格的な選挙戦への参加を決めた結果なのかは現時点では判然としない。