Tom Polansek Julie Steenhuysen Leah Douglas

[シカゴ/ワシントン 22日 ロイター] - 米ミシガン州で22日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の人への新たな感染例が確認された。4月のテキサス州に次いで、乳牛との接触からの2例目の感染とみられている。

米疾病対策センター(CDC)は、人から人への感染が起きた証拠は見つかっておらず、一般の人へのリスクは依然として低いと説明した。

今回の感染者はミシガン州の酪農場で働いていた人で、州保健当局によると症状は軽く、既に回復したという。

ミシガンとテキサスを含む9つの州では乳牛の感染が報告されているが、米食品医薬品局(FDA)の殺菌前牛乳サンプルを用いたウイルス粒子検査を踏まえると、より広範囲に感染が広がっている、というのが専門家の見立てだ。

CDCは、感染した乳牛の拡大と、それらから見つかったウイルスのレベルを考慮すると、同様の形で感染した人がさらに出てきてもおかしくないとの見方を示した。