Kazuhiko Tamaki

[東京 23日 ロイター] - 林芳正官房長官は23日午後の会見で、26日からソウルで開催される日中韓首脳会議では、3カ国の協力の方向性や具体策、地域の課題について議論されることが重要であるとの見解を示した。

林官房長官は、2019年12月以来となる首脳会議の開催の意義について言及し「地域と国際情勢が大きく変化する中で、地域の平和と繁栄に大きな責任を有する3カ国の首脳が一堂に会し、日中韓の協力の方向性や具体策、地域の諸課題が議論されることは、3カ国のみならず地域全体にとっても重要な機会である」と説明した。

ただ、具体的な会議のテーマなどは「議題を含めて現在、調整中だ」と述べた。

韓国大統領府は23日、日中韓首脳会議を26─27日にソウルで開催すると発表。会議終了後に経済、貿易など6分野に関する共同声明を出すとした。尹錫悦大統領は3カ国会議に先立ち、26日に中国の李強首相および岸田文雄首相と個別に会談するとしている 。

林官房長官は合間に日中首脳会談が開催されるかについて、「調整中で決まっていない」と語った。