[北京 24日 ロイター] - シャップス英国防相が22日、ウクライナとの戦争にロシアが使用する殺傷兵器を中国が供与しているか、供与する態勢にあると非難したことを受け、在英中国大使館の報道官は24日、中国を根拠なく非難してウクライナ問題を悪化させないよう英国に求めた。

シャップス氏は自身の主張を裏付ける根拠を示していない。

中国大使館報道官は記者の質問に対し、この発言は「不意に飛び出した」と回答。「英国に対し、中国への根拠なき非難を止め、ウクライナ問題で火に油を注ぐ行為を控え、国際平和と安全保障における自国の役割を熟考し、世界の平和と正義のため真に行動するよう求める」と述べた。

さらに、「中国はウクライナ問題に関して常に客観的かつ公正な立場を維持するとともに、和平交渉を積極的に推進し、政治的和解を促進してきた」と説明。「軍需品の輸出に関して常に分別と責任ある態度をとり、(軍事用に転用可能な)二重用途品の輸出を法と規則に基づき一貫して管理してきた」と述べた。