水俣病の患者・被害者団体と伊藤信太郎(いとう しんたろう)環境大臣との懇談中に環境省の職員が団体側のマイクの音を絞った問題で、伊藤大臣が謝罪するため水俣市を訪れることが分かりました。

この問題は今月(5月)1日、伊藤大臣が患者・被害者団体から話を聞く場として開かれた懇談会で環境省の職員が発言時間を過ぎたとしてマイクの音を絞ったものです。

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これを受け、水俣病の被害者などで作る団体はきのう環境大臣宛てに謝罪と改めての意見交換の場を求める要望書を郵送していました。

関係者によりますと、けさ環境省側から連絡があり、きょうの午後、伊藤大臣と環境省の職員が水俣市を訪れ直接謝罪する意向だということです。

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大臣らは懇談会に出席した6団体に謝罪した後、発言を制止された水俣病患者連合の松崎重光(まつざき しげみつ)副会長のもとを訪れる予定です。

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