熊本県菊陽町のソニーグループが、有害性のある化学物質を処理していたにも関わらず、県に処理量0と報告していたことが明らかになりました。
7月2日の県議会常任委員会で、委員からソニーグループの報告漏れを指摘する声が上がりました。
立憲民主連合 鎌田聡 委員「令和3年度・令和4年度が、半導体の工場で使うフッ化水素の量がまったく出ていない」
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フッ化水素を含む有害性のある科学物質を一定量排出、または廃棄物として処分する場合、企業は県を経由して国に報告することが法律で義務付けられています。
菊陽町の「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」は、2021年度から2年間に処理したフッ化水素の量がゼロと報告していましたが、実際は…。
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担当者「確認したところ実際は使っていた」
県によりますと、「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」は、化学物質の処理などを集計するシステムにエラーが生じていたと説明しているということです。
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県は「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」に対し、2年間の正確なデータを出すよう指示しています。