千葉労働局(岩野剛局長)は3月12日、ネクストサイト千葉ビル新築工事(施工:清水建設千葉支店)で、緊急安全パトロールを実施した。今年に入って同労働局管内では、死亡労働災害が立て続けに発生しており、2月末までで10人となる深刻な事態となっている。

 とくに建設業では2月のひと月に4人と過去20年で最多となった。工事が集中する3月に建設現場を始め産業界に対して労働災害防止の注意喚起を図るため、局長による安全パトロールを実施したもの。

 巡視では、高所での墜落防止対策や近隣が繁華街であることから現場外周などのチェックを行った(写真)。また、パト終了後には岩野局長が元請事業主に要請文を手渡した。