岡山県備前市伊部にある窯元に備前焼を学びに海外から学生が訪れています。母国での制作活動に生かそうと伝統の技に向き合っています。

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備前市伊部にある窯元「宝山窯」で昨日から始まった窯焚きに参加しているのは、イギリスで陶芸を専攻している大学院生のエクタさんと、スペインのアートスクールで陶芸について学ぶヌリアさんの2人です。

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(エクタバグリさん)
「登り窯は本当に美しく、これから窯焚き体験でき、どんなものが出来上がるかわくわくしています」

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(ヌリアイシイさん)
「文化や知識を広めることは大切です。自分たちの中だけで留めていたら、そこで終わってしまうので」

今年度から備前焼について学びたいという学生の受け入れを始めた宝山窯。一般に公開されることは少ない登り窯の構造や作品の並べ方なども教えていきます。

(備前焼窯元 宝山窯 森敏彰さん)
「公開していくことでどんどんとさらにいいものであったりとか、おもしろい物が生まれていくと僕はいいなっと思っているので、僕が持っているものは来てくださった方にできるだけ全てお伝えできるようにというのを心掛けている」

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宝山窯では、窯焚き期間は一般開放していて、今日(1日)はフランスからの観光客も訪れました。

(フランスからの観光客)
「窯を見たかったけど、この天気だし、見られるとは思ってなかった。このあたりを観光したけど、全部閉まっていたし、本当にありがとう」

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(備前焼窯元 宝山窯 森敏彰さん)
「どんどん海外の方も日本にたくさんやってきていただいて、備前にも来ていただいて、そこからまたどんどん備前焼というのが盛り上がっていくきっかけになればいいなと思っている」

宝山窯の窯焚きは今月7日までの予定でゴールデンウィーク期間中も一般開放しています。