香川県高松市で土地改良区を巡る贈収賄事件が相次いだことを受け、再発防止のためのコンプライアンス研修が香川県内で始まりました。

RSK

高松市で開かれた研修会には、市内12の土地改良区の役職員が参加しました。高松市では先月(4月)、土地改良区発注の工事で便宜をはかった見返りに現金を受け取ったとして、理事長の元高松市議が起訴されるなど、事件が相次いでいます。

RSK

研修では、県の担当者が「理事長以外の役員も職責に応じた責任を果たし、不正を未然に防止することが必要」などと述べました。

(研修に参加した人)
「不祥事起こってますけども、そのようなことがないように心を引き締めて業務にあたっていきたいと思っております」

(香川県土地改良課 松平和也課長)
「土地改良区は公的機関であるということで高い倫理観公平性が求められることを強く再認識していただきたいと」

香川県は来週から、県内の102団体すべてを対象に、工事の発注に公正な競争が確保されているか、特別検査を行うことにしています。