中尾清一郎社長(右)から目録を受け取った外須美夫理事長=佐賀市の佐賀新聞社

 鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センター(サガハイマット)を支援する佐賀県内の企業・団体でつくる「サガハイマット応援団」(事務局・佐賀新聞社)は28日、サガハイマットを運営する佐賀国際重粒子線がん治療財団(外須美夫理事長)に寄付金30万円を贈った。

 佐賀市の佐賀新聞社で開かれた贈呈式で、中尾清一郎社長が「ハイマットの存在が地域に大きな経済的拡大と、何より病気が治る喜びを与えていることに改めて敬意を表する」と述べ、外理事長に目録を手渡した。

 外理事長は「苦しみを伴うがん治療の中で大きな光として重粒子線治療があり、患者さんの体と心に優しい治療だと現場で実感している。これからも一人でも多くの治療に貢献していきたい」と意気込んだ。

 寄付は13回目。サガハイマットは2013年に開設され、これまでに9200人以上が治療を受けた。(松尾綺子)