武雄署・大串哲聖署長

 副署長を務めた経験のある武雄署に、署長として7年ぶりに戻ってきた。西九州新幹線開業前だった当時と比べ「駅前広場をはじめ町が明るくなった。施設も充実し活気を感じる」と管内の印象を語る。

 通算11年、機動隊に勤務。要人警護や災害救助など県外でも数多く活動した。21年夏は東京五輪の警備に派遣され、佐賀に戻るとすぐに記録的大雨に遭遇。「休む間もなく被災地に向かった。コロナ禍でもあり細心の注意が必要な現場だった」と振り返る。

 交通事故の減少と特殊詐欺被害の撲滅が重点課題。「地域の人たちと連携し、被害に遭って悲しみ苦しむ人を一人でも減らしたい」と意欲を見せる。

 着任早々、武雄温泉に向かった。元湯、鷺乃湯につかり「やはり温泉はいい。心も体もリフレッシュできる」。休日は体力づくりを兼ねてウオーキングで汗を流す。(澤登滋)