3B体操でベルターを使って運動する参加者=江北町のネイブル

 佐賀県で10月に開幕するSAGA2024(国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会)に先駆けて、県民誰でも参加できる「デモンストレーションスポーツ(デモスポ)」の3B体操とソフトバレーボールが12日、江北町と白石町であり、子どもからお年寄りまでが思い思いに体を動かした。鹿島市で開催予定だったグラウンド・ゴルフは雨のため中止になった。(小野靖久)

 

 ○…3B体操は、両側に取っ手がついた「ベル」、ビニールのひも状の「ベルター」、「ボール」の三つの手具を使う。ベルを高く掲げたり、ベルターを背中に回して肩を広げたり、音楽に合わせて動き、ストレッチや筋トレを重ねる。

 江北町のふれあい交流センター「ネイブル」には、日本3B体操協会県支部の会員160人と一般参加の町民90人が集まった。初体験という江北町の女性(72)は「ついていくのに必死だったけど、体がぽかぽかでいい気持ち」と額に汗。男性(65)も「いろんな道具と動きがあって体の動かし方がためになった」と話した。

 

 ○…ソフトバレーボールは、バレーボールの半分程度の広さのバドミントンのダブルス用コートで、軟らかいゴム製のボールでプレーする4人制のバレー。白石町の社会体育館と白石中体育館で、男女2人ずつの「トリム」や「キッズ」など6種別ごとに、計54チームで優勝を争った。

 シニアの部に出場した結成20年余りという佐賀市のチームは「ボールが軟らかいので突き指しないし恐怖感も少ない。年齢に関係なく楽しめるのがいい」とハッスル。ファミリーの部に参加した小城市の小林篤史さん、陽奈乃さん親子は「初めてで難しく、結構きついけど、親子でスポーツを楽しめてよかった」と汗をぬぐった。