包括連携協定を結んだ明治安田生命の中田智章佐賀支社長(右)と小城市の江里口秀次市長=小城市役所

 小城市と明治安田生命は4月30日、市の施策に同社が持つ知見やノウハウを提供する包括連携協定を結んだ。健康増進や子育て支援、地方創生、地域の活性化と市民サービスの向上に協力して取り組んでいく。

 同社が進める「みんなの健活プロジェクト」と「地元の元気プロジェクト」の一環で、県内の自治体との協定は小城市が8例目。当面は、同社の営業担当者が市内を回る時にタブレット端末で市の子育てや介護情報を提供するほか、公民館などで開く健康や介護、認知症に関する講座について、講師派遣の協力などを検討しているという。

 市役所での協定締結式で、江里口秀次市長は「子育て、福祉、健康、地域の活性化はいろんな課題があり、いろんなことができる。われわれの政策と御社の営業網のリンクができることはありがたい」とあいさつ。明治安田生命の中田智章佐賀支社長は「市の政策と私共の各種取り組みが相互に連携することで、相乗効果が生まれると思っている」と述べた。(古川浩司)