髙井さんが出店する期間限定カフェのチラシ

 玄海町産の食材を使ったカレーやスープを提供するカフェが3〜6日、玄海エネルギーパーク内の休憩所「どっ来い承(しょう)」に期間限定でオープンする。同町出身の髙井はづきさん(33)=長崎県佐世保市=が「地域が潤う仕組みをつくり、生産者を大事にしたい」と企画した。

 棚田米を使ったドライカレー(500円)とミネストローネとパンのセット(300円)を、いずれも1日100食限定で販売する。材料の野菜は町内の農家5軒から提供を受け、米や肉、パン、卵も町内産や上場地域産を使う。地元産の規格外野菜も販売する。

 髙井さんの実家は祖父の代から民宿を営む。付き合いのある農家から、町内に直売所が少ないため農作物を売る手間やコストがかかると聞き、以前は物産販売所だったどっ来い承への出店を決めた。

 松本牧場のアイスクリーム、レインボー綿菓子なども販売し、タマネギの詰め放題もある。まちおこし団体「玄起海」も出店する。(志垣直哉)