岡里帆子さんが手がけた妖怪「牛鬼」のイラスト

 佐賀大のオカルト愛好会の学生たちが、妖怪をテーマにした体験型展示会を26日午後1時から、佐賀市の「UNDER MOTION GALLERY」で開く。妖怪を探して失踪した大学生の行方を追う設定で、映像や音声を手掛かりに謎を解く。

 愛好会に所属し妖怪「牛鬼」を探す女性が、調査に向かった県内の神社で消息を絶ったところから物語は始まる。彼女が残した動画や音声通話の記録、牛鬼の資料などを基に、事件の経緯や行方をくらました真相に迫る。

 愛好会に所属する同大芸術地域デザイン学部3〜4年の6人が、「佐賀をオカルトの町に」と始めた企画の第1弾。佐賀の妖怪の言い伝えを題材に、将来はオカルトの謎解きで県内を巡るイベントを開催し、オカルトや謎解きのファンを集めて盛り上げたいという。

 3年の岡里帆子さんは「帰り際までちょっとひやっとさせるような仕掛けを用意した。今までにない展示を目指したい」と意気込んでいる。最終受付は午後5時半。(花木芙美)