コーンで作られたコースを次々と進む県警特別白バイ隊の乗務員ら=佐賀市久保泉町の県警本部交通機動隊

 佐賀県警は10日、交通機動隊での勤務経験がある「特別白バイ隊員」を新たに2人任命した。現役隊員と一緒に交通取り締まりや広報啓発活動に従事し、SAGA2024(国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会)の警備も行う。

 特別白バイ隊員は、白バイ操縦を経験した警察官の希望者から選ばれる。運転免許課の大塚敬介技能係長(58)、高速道路交通警察隊の横尾浩一巡査長(36)を任命した。

 2人は、ジグザグのコースなどを進む訓練などを難なくこなした。大塚係長は交通機動隊に計22年間勤務しており「1台でも多くの白バイが街頭に出ることで、県内の交通事故や犯罪の抑止に努めたい」と意気込みを語った。

 昨年度は5人を任命している。(丸山美陽)