情報発信の強化など旅行需要の取り込みについて方針を確認した県観光連盟の総会=佐賀市

 佐賀県内の自治体や観光協会、事業者などでつくる県観光連盟(会長・山口祥義知事)の総会が6月28日、佐賀市で開かれた。秋の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・全障スポ)期間中、宿泊施設の満室を見据えた日帰り旅行商品の強化など、インバウンド(訪日客)を含めた旅行需要取り込みを図ることを確認した。

 本年度予算は、前年の新型コロナ緊急需要対策事業費がなくなったことから、前年よりも約20億6千万円減の10億487万6千円。佐賀の良さを体験できる取り組みを創出する事業者への支援や、人流データの分析と活用、近隣県から車で訪れる人向けの体験プランの提供などに取り組んでいく。インバウンド対策では、博多駅発着の日帰りバスツアーを企画し、販売を強化する。

 山口知事は「国スポ・全障スポがあり、大きなチャンス。佐賀の良さを共有し、PRすることで、また来ようと思ってもらえるおもてなしを」と呼びかけた。(福本真理)