埼玉県羽生市三田ケ谷のキヤッセ羽生で6日、羽生バーガーフェスが開かれ、羽生市と大阪市、銚子市(千葉)から6店が出店した。ジャパンバーガーチャンピオンシップ2023(横浜市)で優勝した羽生市の渡辺貴広さん(55)が社長のバーガービッグバンプロジェクト(Burger Big Bang pj)には、とりわけ長い行列ができた。

 フェスは、同プロジェクトの主催で、初開催。プロジェクトは今年3月、同市と「地域振興に関する連携協定」を結んでいて、ハンバーガーを通じた市のPR、地産地消などで開いた。大阪市のBACKHOMEMEAL&BAKE、銚子市のTASは渡辺さんの弟子が経営する。

 フェスには、ジャパンバーガーチャンピオンシップ2023の実行委員長中島輝行さん(37)も東京から訪れた。「渡辺さんはハンバーガー界では有名人。特に、『グルメバーガー』の業界をけん引している」と話す。チャンピオンシップ2024は6月27日から30日までさいたまスーパーアリーナで開くという。

 渡辺さんは「羽生市から日本一が出たことを、多くの人が歓迎してくれていると実感した。有名店の店長なども遠方から駆け付けてくれた。バーガー仲間が次々に声をかけてくれ、うれしい」とにっこり。バーガーの“渡辺ファミリー”大集合になった。

 グルメバーガーは、どの店も人気上々。久喜市の小林美菜さん(27)は「家族、親せき8人で6店舗の全てのバーガーを買った」と笑顔。加須市から来た高校1年生小山彩那さん(15)は「肉肉の感じが好き。ハチミツをかけて食べた」と話した。

 地元の同市観光協会は、バンズにアイスクリームと同市産のイチゴやブルーベリーをトッピングしたスイーツ系のハンバーガーを提供した。