埼玉県川口市の「東川口駅前行政センター」が7日、開所し、開所式が同日午前、地元関係者らが出席して行われた。

 同センターは同市戸塚2丁目のJR、埼玉高速鉄道(SR)東川口駅南口のマンションや交番などが入る「セスタ東川口」の建物内に開所。行政施設部分は地下2階〜地上2階で、証明書の発行や税金の収納など、これまで同市戸塚支所で行ってきた業務ほか、全市民のマイナンバーカード交付業務なども行う。開所時間は平日が午前8時半から午後8時まで。土日祝日も午前8時半から午後5時まで開所することから、市民の利便性向上が期待されている。年末年始は休み。

 授乳室2室ほか、クッションマットや絵本を備えたキッズスペースも設置。災害対策として防災倉庫、マンホールトイレ3基、かまどベンチ2基、停電時でも使用できる発電機能付き空調設備が導入され、災害時の帰宅困難者受け入れにも対応する。

 図書館返却用のブックポストも設置。会議室は市が使用しない時は市民に貸し出される。川口市の行政センター開設は、JR川口駅前の川口駅前行政センターに続き2カ所目。開所式でテープカットも行われ、奥ノ木信夫市長は「近隣の方はもちろん、全市民に使っていただきたい。東川口が市の北の玄関口としてさらに発展し、地域の方に喜ばれることを目指す」と述べた。

 問い合わせは川口市東川口駅前行政センター(電話048・295・1807)へ。